日本で看護師として働いていた方が、オペアとなって渡米することは少なくありません。実際、私もそのうちの一人で2020~2022までアメリカでオペアをしていました。
オペア終了後も国際場面でしたいと思うようになり、アメリカの看護師資格に興味を持ち始めました。
(オペアについては他のブログ等でも詳しく紹介されているので、ここでは省略します。)
私の英語力は中学生レベルで片言の日常会話ができる程度です。渡米直後はWhat’s up?ってなに?というレベルでした。そんな私でもNCLEXに一発合格したわけですから、みなさんも諦めずに努力をしたら誰でも合格できます!!!!
私は日本で3年制の看護学校を卒業しました。アメリカでの看護教育がないわけですから、簡単にNCLEXを受験できるわけではありません。
NCLEXとは(National Council Licensure Examinationの略)日本でいうところの看護師国家試験のことです。正看護師はNCLEX‐RN、准看護師はNCLEX‐PNになるので間違えないようにしましょう。
まず、受験を決心した方が最初にやるべきことはCGFNSに登録することです。CGFNSに登録し受験資格を得なければ、そもそも受験できないからです。
CGFNSとは日本で看護教育を受けた人が、アメリカの看護教育と同レベルか審査する機関になります。
CGFNSの審査をパスすると、自分が申請した州の看護協会へCGFNSから書類が郵送され、州看護協会から受験許可が降りて、やっとNCLEXを受験できるのです。
そして、この受験資格を得るまでに半年~1年ほど時間がかかります。なので、まずはCGFNSの申請から始めて、それと並行しながら受験勉強をすすめていくことが一番だと思います。(私は受験勉強よりもCGFNSの手続きがストレスでした…)
申請時は、州によって提出物や必要な英語レベルが異なるため注意が必要です。私の経験上、日本人の方の多くはまNY州で申請している人が多い印象です。ちなみに私はハワイ州で申請しました。(NYと悩みましたが、当時ハワイに住んでいたためハワイ州で申請しました。日本にいても申請できるため、自分の居住地以外の州でも申請できます。 )
私は、2021.7にCGFNSへ登録&支払いをし、最終的にハワイ看護協会から受験許可通知が届いたのは、2022.4になり、トータル約9カ月を要したことになります。
受験までの道のりは長期戦になるため、計画的にすすめることが重要ですね。
オペア中は看護師として勤務していたときよりも心も時間もゆとりがあると思います。そのため、思い切ってNCLEX受験に挑戦してみてはいかがでしょうか?
次回は、CGFNS登録後の流れについてお伝えします。